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ブレインケアクリニック 院長 今野裕之 氏

Welbyマイカルテはアプリでの血圧、血糖値などの家庭測定値や食事、運動などの自己管理だけではなく、医療機関と連携して遠隔医療や食事指導、見守りに活用していただいています。その感想などを一部ご紹介します。

栄養療法でWelbyマイカルテを活用 ブレインケアクリニック

『Welbyマイカルテ』の食事管理機能を使うことで、診療がより具体的になる


2016年5月に開業した医療法人社団TLC医療会ブレインケアクリニック(東京都新宿区/今野裕之院長)。 生活習慣病から精神疾患の患者さんまで、様々な患者さんが訪れる同クリニックは、開業と同時に、患者さんの自己管理記録の把握やコミュニケーションを目的に「Welbyマイカルテ」を導入しています。
クリニックの開業経緯や、治療におけるお考えから、「Welbyマイカルテ」の活用状況などを、院長の今野裕之氏に伺いました。

■「栄養療法」に着目、従来の治療法とは違う効果が見えてくる

――まずは、ブレインケアクリニックを開業された経緯を教えてください。
開業する前は精神科病院で働いていました。そこではうつ病などの精神疾患の患者さんに対して標準的な精神療法・薬物療法を中心に治療を行っていました。 しかし、それだけでは十分な治療効果をあげられない方に対してほかにも効果的な治療法がないか、ずっと模索していました。
そこで着目したのが、栄養素の働きを最大限に活用して最良の健康状態を目指す治療法、「栄養療法」でした。 幸運にも日本における栄養療法のパイオニア、溝口徹先生のクリニックで勤務する機会をいただき、そこで多くの方に栄養療法を実践してみたところ、明らかに服薬だけの治療とは違う手応えを感じました。 この治療法をきちんと実践できた方においては、長く精神科で投薬を受けていても薬を減らせるケースも珍しくはありません。 そのような経験を積んでいるうちに、もっと多くの方にこの治療を広めていきたいと考えました。 また、私は認知症予防のためのアンチエイジング医学(抗加齢医学)にも関心を持っており、日本抗加齢医学会の専門医でもあります。

さらに、順天堂大学で老化に関する臨床研究に携わり、博士号も取得しました。アンチエイジングにおいても普段の食生活は重要ですが、誰にでもあう食事法というものはありません。 元々の体質や罹っている病気、置かれた環境・治療に対するニーズなど、様々な要因を考えて個別に指導していく必要があります。 しかし、保険診療の医療機関ではそこまで十分に時間をとって指導することは困難で、これまで学んだことを患者さんに還元できないことがずっとストレスになっていました。 そのようなことも積み重なって、最終的に自分で開業することを選びました。

■短い診療時間だけでは、患者さんの情報を十分に把握することは難しい

――「Welbyマイカルテ」をご存じ頂いた経緯はどのようなものだったのでしょうか?
インターネット上で「Welbyマイカルテ」の紹介ページを見つけたのがきっかけです。 もともと、短い診療時間だけで得られる断片的な情報だけでは、患者さんがきちんと生活を送られているかどうか不確かだな、と感じていました。 そんな中、スマートフォンアプリを使えば患者さんと医療者のコミュニケーションがとれ、状況をより的確に把握するのに役立つのではないかのアイディアはありました。

――患者さんとつながるデジタルツールを求めるなかで、最終的に「Welbyマイカルテ」を導入した理由は何でしょうか。
自分自身で、どのような患者さん向けアプリがあるのか調査を進めました。まず最初に検討したアプリは、体重計などの医療機器メーカーが出しているアプリです。 しかし、そのメーカーが出している機器にしか対応していないなど、使い勝手が懸念でした。そんな中、数多くのメーカーの機器に対応をする「Welbyマイカルテ」を見つけたわけです。 例えば、患者さんが体重計を買い替えても、このアプリであれば引き続き使えるなと思いました。また、医療者専用の管理画面があるのも、臨床で活用するには良いと感じました。

■食事写真の共有で、アドバイスが具体的に

――実際に「Welbyマイカルテ」を患者さんに使っていただきはじめ、いかがでしょうか?
診療の中でメインに使っているのは「食事管理」の機能です。今までは食事記録表のような専用の紙に記入してもらっていたのですが、文字を書くという手間がネックになったり、なかなか細かいところまで見ることができないという悩みがありました。患者さんの生活も断片的にしか見えないことも多く、食事に関するアドバイスも抽象的になりがちでした。場合によっては、患者さんごとに様々な解釈をされてしまい、こちらの意図と患者さんの認識にズレが生じてしまう可能性もあります。 それを、「Welbyマイカルテ」を活用してもらい、実際の食事を写真で記録してもらうことで、より具体的なアドバイスができるようになりました。いつ、どういう食事を摂っているかがわかるため、よりその患者さんに合った指導をできるようになりました、情報の伝え方で治療の継続率も変わってくるので、役に立っています。 「Welbyマイカルテ」を導入した当初は、クリニックの受付にパンフレットを置いているだけでしたが、最近では診察時に私から直接「こういうアプリがあるので使ってみてください」というようにお渡しするようにしています。

■「治療」も大切だが、「予防」も大切

――患者さんに向けてメッセージをお願いします。
当院では、病気を治すための治療ももちろんですが、病気を防ぐ「予防」にも力を入れています。やはり、病気になってからでは手遅れになってしまうこともあり、治療による負担も大きくなります。 薬だけに頼るのではなく、サプリメントや、「Welbyマイカルテ」を利用した自己管理など、様々な手段を活用して、患者さんそれぞれに適した形で、当院にいらっしゃるみなさんが健康な日々を送れるように努めています。

医療法人社団TLC医療会ブレインケアクリニック

~日本初脳とこころの不調を改善し豊かなエイジングと認知症発症予防を目指す新しいカタチのクリニック~

TEL:03-4405-1899
URL:http://brain-care.jp/

院長 草薙 威史 氏
■診療内容
・ブレインケア・プログラム
・栄養療法
・点滴療法
・アンチエイジング・コンサルティング
・ストレスチェック外来
・こころの健康外来(精神科保険診療)
・各種検査

■ご予約
http://brain-care.jp/contact/
TEL:03-4405-1899

■アクセス
〒160-0022 東京都新宿区新宿2-1-2 白鳥ビル2階
▶丸ノ内線「新宿御苑」駅 徒歩1分

本記事は、医療・健康に関する知識を得るためのものであり、特定の治療法、専門家の見解を推奨したり、商品や成分の効果・効能を保証したり、標ぼうするものではなく、また医師・医療従事者等による情報の提供は、個別具体的な患者に対する診断・治療行為ではありません。 本サイト上の情報や利用に関して発生した損害等に関して、弊社は一切の責任を負いかねます。すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。本コンテンツに関するデータ、掲載内容、出演/監修者等の所属先や肩書、提供先の企業/団体名やリンクなどは掲載当時のものです。